束にしたマッチを擦る
はじめて繋いだときあったかいって思った 離したくないって思った
まだ覚えてる
飛び出した時も迎えにきてくれたその時も 君はずっと手を握ってくれていたのに
やけどしちゃったのかなあ ずっとずっと君の温度を感じていたかっただけなのに
もうすぐ冬が来る
氷のような僕のこの手、この足、この体の そこらじゅう毛布を幾重にも巻きつけて 少女の如くマッチを点そう
体温が同じになりますように また恋ができますように