人生は歩く影に過ぎない。ってシェイクスピアが言うの |
date. 2001 |
空に向かって咲く花は、タマゴが背伸びしてるようだし
春霞の太陽は、目玉焼きのキミみたいだし
ハクモクレン越しの卯月のソラ
だいぶ日差しが強くなってきた
すっかり春だなあ
木蓮の咲き方には、疚しさはこれっぽっちも感じられない
これからどんどん空が高くなる
「君がつくる影の意味が、わかる」
といってくれた人とは、もう逢えない
影を踏まれて、魂を抜かれるなんて、知ってたら会っていなかった
実際、合わなかったんだ
それからずっと、失った影を作り続けてきた
作る時間が、僕自身を取り戻すことになるだろうと、それだけ信じて
必死になって、何年か過ぎていたよ
たぶんまだ、僕は、不完全でしょう
「そんな影をつくる君を、感じる」
でも何時の間にか、このままの僕をすべて理解してくれる人に巡りあえたみたい
「最高」と比べることなく、「最後」と嘘をつくこともなく、「特別」と、認めてくれたあなたがいる
僕の運命の人。と思ってみたりもする
狂人、恋人、そして詩人は想像力でできている。/夏の夜の夢
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