| 天の川は涸れることなく流れ続ける | 
| date. 2007.12 | 
ちょっぴり微笑んだり、いっぱい涙ぐんじゃったり、夢をみたり不安になったりも案の定相変わらず。
ただただ真剣で「シアワセでならなくっちゃ」って、いわば強迫観念にかられていたんだのかもしれない。
	思い込みをパワーの源にする。それは一つの方法であるけれど、結果的に自分の手で自分の足に枷をはめていただけだった。空気を入れ過ぎたゴム風船は、バリンっと音を立てて割れて、元に戻ることはできない。割れなかったとしても、糸を掴んでいる手を離してしまえば、空に消えていくしかないのだ。
	幸せにノルマなんてないのに。
「失ってはじめて解ったんだ」なんて云うのは悲しすぎるんだけれども。
	昔、これ以上の果てがあるんだろうかと呆然としていた時期があった。胸がつぶれそうな喪失感の渦にこのまま身をまかせてしまいたいと、それしか考えられなかったはずなのに、そう願えば願うほど“生かされていること”を思い知らされた。そして、僕として生活を営むという流れの中で自然に、周りのこと全ての事象を「大切にしたい」って思えるようになったんだ。
想い出を作りたい。
	セツナくたってなんだって、胸の中であっためてみたいのに、一方で僕はとても怖がっている。抱えた孤独に向き合わざるをえない感覚の闇が忍び寄る夜を怯えている。
別れはさみしいだけじゃあないんだ
	ハローのキスよりじゃあねのキスにこそ希望をもてるからさ
でも、おあずけなんだよね?
―人類が最後にかかるのは、希望という名の病気である(サン・テグジュペリ)
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